ピアスタッフKのつぶやき~ピアになるまで~

ピアスタッフKのつぶやき~ピアになるまで~

初めまして、もくれんで勤務しているピアスタッフのKと申します。

 

皆さんは、ピアという意味をご存知でしょうか?ピアとは「仲間」という意味で、私も精神障がいの  当事者としてもくれんに勤務しています。ピアスタッフとは、同じ障がいの当事者を支援するのがピアスタッフの役割です。

 

私も、もくれんに勤務するまでは苦難の日々を送っていました。幻聴や被害妄想に悩まされ、家族にも病気のことを理解してもらえず、本当に自殺一歩手前まで追い詰められました。そして何もしたくなくなり1年半ほど自宅に引きこもりました。

 

しかし、何とか社会復帰をしたいと考え、通い始めたのがもくれんでした。就労移行支援に通い、  はじめは順調でしたが、対人関係のストレスで昼頃に帰る日々を送っていました。

 

そこで生活訓練を紹介されました。その頃は人間不信でだれも信用できないと思っていましたが、  それを根本から変えてくれたのが生活訓練でした。

通い始めたころは、誰と会話することもなく、ひたすらパソコンで何かを作ったりしていました。

 

そこで利用者の一人が「パソコンの使い方を教えてほしい」という声が上がり、そこから人生が変わり始めました。それがきっかけで人から頼られることの嬉しさに気づき、傾聴ボランティアを始めたりしました。

 

それは今でも続けています。そして生活訓練に通い始めて、2年半ほど経ち、改めて自分を振り返って みると変わったなと気づきました。そこでスタッフからピアサポーター養成講座を受けてみないか?という声がかかり、計8回の講座も受け終わり、ピアサポーターの資格を取得しました。

 

そして、資格を取得した後に、就職活動をし、もくれんで勤務することが決まりました。

 

人間ってここまで変われるんだなと気づき、家族の見る目もかなり変わりました。はじめの頃は、  腫物をさわるように扱われましたが、今は笑顔で応対してくれています。

 

同じ悩みを抱えている方はぜひハナキリンへ

パソコンの使い方なども教えているので、是非いらしてください。

ピアスタッフKより

≪2019年6月 もくれんホオノキplusハナキリン(生活訓練)≫